人口減少時代をグラフで読み解く

人口減少の時代に起きる様々なことをグラフにして考察

脳予測誤差と器官信号で闘争モードに入りストレスが発生する仕組み

人間には、物の見方が2通り存在している。

「内臓が発信する信号」と「脳が予測して発信する信号」の2つ。

 

「脳が予測する信号」というのは、人間は世界を正確に感じているのではなく、「常に予測」している状態にある。予測を常時していて、予測想定外のことが起きると「意識」にあがり、「注意」が発生して闘争モードになる仕組み。

 

見たり聞いたりしたものは、常に意識に上がるのではなく、「脳の予測と誤差が範囲内であるか?」を検知している。

常に見たもの聞いたものが脳に上がってきては容量オーバーになるからである。

 

「内臓が発生する信号」というのは、「血圧の変化」「体温の変化」「発汗量」「心拍数」など、人間の脳に届かなくても臓器は自動で反応してしまう。

「内臓の信号」が発生した後に、人間の脳が前後の文脈を予測して、「怒り」「悲しみ」「喜び」と分類していく。

 

「内臓の信号」の「闘争モード」が数か月・数年続くと疲弊してしまい、うつ病を発症する。疲弊しないように「闘争モード」を解除するには、「脳予測信号」と「内臓信号」が一致する必要がある。

 

一致しないと、正解ではないので「闘争モード」が続いて疲弊してしまう。

 

例を挙げると、「コロナ禍で、自営業の売り上げが減少して闘争モードになる」。

この状態では、「売上を戻す」か「心底諦める」などが「闘争モード解除」の方法になるが、「売上が落ちたのは陰謀論だ!」という考え方を持つと、闘争モードは若干緩和されるが、長く続いてしまい疲弊してしまう。